よくあるご質問をまとめています。何かお困りごとがある場合にはまずご覧いただけますと幸いです。
精神疾患や発達障害のチェックリストに当てはまった。これは病院に行くべきですか?
以下の投稿に詳細が記載されていますので、ご覧ください。
発達障害や精神疾患のチェックリストに当てはまったら、病院に行くべきなの?
発達障害の検査(心理検査・知能検査)はどこで受けられますか?
主に、精神科や心療内科などで受検可能です。子どもの場合、児童発達支援センターでも実施しています。
ただし、場所によっては検査を実施していない場合もございますので、まずは電話をして確認してみるといいでしょう。
また、以下に心理検査を受検できるクリニックならびに病院の一覧が記載されていましたので、参考にしてください。
なお、そもそも受けるかどうかを迷っている・近くで受検場所が探せないといった場合には、以下のような場所で相談することも可能です。
【子どもの場合】
保健センター、子育て支援センター、児童相談所、発達障害者支援センター
【大人の場合】
発達障害者支援センター、障害者就業・生活支援センター、相談支援事業所
どういう基準で病院を選んだらいいですか?
病院へ行く前に判断できる基準ではなく、実際に行ってみなければ分からない基準にはなりますが、以下に記載しておきます。
①通いやすい。精神疾患や発達障害の場合、定期的に通院することになるので、通える距離かどうかは大事になってきます。
②医師やスタッフに困りごとや悩みごとを相談しやすい。
③医師やスタッフが患者の言う、「なかなか回復しない」「カウンセリングを利用したい」などの声にも耳を傾けてくれる。
とはいえ、お医者さんにも治療方針があったり、必ず服薬しなければ改善しない場合には、こちらの意見を受け入れることが難しい場合があります。
また、お医者さんは忙しいため、時間を取って話を聞いてもらえることは少ないです。
もしじっくり話を聞いてもらいたいご希望がある場合には、カウンセリングなど別の方法を検討するのも一つでしょう。
精神科と心療内科の違いについて教えてください。
精神科とは?
心の病気によって「メンタル面」に症状が出ている場合には精神科に受診なさるといいかと思います。
具体的には、ストレスによって気分の落ち込みが顕著になった、幻覚や妄想がみられる場合など、気持ちの面での不調が主に出ている場合を指します。
また、発達障害の診断も実施しているので発達障害かもしれないと感じた場合には精神科へ行かれるといいでしょう。
・精神科の対象となる主な疾患名:うつ病、発達障害、統合失調症、パーソナリティー障害など。
心療内科とは?
心の病気によって「身体」に現れる病気を治療する場合には心療内科を受診なさるといいかと思います。
頭痛や腹痛があり内科を受診したが、異常なしと言われた、あるいは、何らかのストレスで身体的な症状が出ている(頭痛・腹痛・めまいなど)自覚がある場合などは心療内科に受診すると良いでしょう。
・心療内科の対象となる主な疾患名:心気症、睡眠障害、自律神経失調症、摂食障害など。
とはいえ、精神科であっても心療内科であっても大きな線引きがあるわけではないため、まずは通いやすい方に行ってみるなどでも構わないです。
落ち込みやすいのは自分の性格が問題なのか病気なのかわかりません。病院へ行く基準などはありますか?
以下のような落ち込み度合に当てはまる場合にはすぐに受診した方がいいです。
①死にたいという気持ち(希死念慮)が強い。
②自殺しようとする(自殺企図)、あるいは自殺未遂をした。
③日常生活を送れないほどに気分が落ち込んでいる。
④食欲がなく、1日食事を摂らない時がある。
⑤ほとんど眠れなくなった。すぐ目覚める。
その他、何かしら心配なことがある・困っている場合には我慢せずに受診しましょう。
「自分はまだこのくらいの症状だから行かなくてもいい」として行かずに手遅れになるよりかは、まず受診してみて何もない方がいいでしょう。
一方で、認知行動療法などの考え方を変えるアプローチをすることで落ち込みが改善する場合には、その人の気質上の問題が関係していることもあります。
精神疾患や発達障害を持っているのですが、どのような仕事に就けばいいのかわかりません
障害者就業・生活支援センター
発達障害や精神疾患を持つ人が生活や仕事での困りを相談できます。今の自分が何を優先してやるべきなのか分からないといったことも相談可能です。その人に合った支援機関や医療機関を紹介してもらえたりもします。
相談支援事業所
その人に合った、あるいは必要だと思われれる障害福祉サービスの案内をしてくれます。また、就職準備や就職したあと、仕事を継続して実施するための定着支援などの利用計画の作成や見直しを行っています。
就労移行支援
精神疾患や発達障害のある人が自分に合った仕事を探す際のサポートをする機関です。パソコンの使用法やビジネスでのコミュニケーション方法など、仕事に役立つスキルを学習できます。また、就職職活動を手伝いを担ってくれます。
障害者雇用枠で働く
自身の障害を周囲に公表して入社し(オープン就労)、会社から配慮を受けながら働く方法です。一緒に働くスタッフに発達障害や精神疾患について説明し、特性を理解してもらいつつ、配慮をしてもらう方が安心して働けるという方には障害者雇用枠での就職が合っているでしょう。
オープン就労とクローズド就労のメリット・デメリットについては以下の記事をご覧ください。
身近な人に相談できない場合はどうしたらいいですか?
身近な人に相談ができない状況の場合は、以下のような機関を利用することができます。
相談別に記載いたします。
自分自身や子ども、家族についての悩みを相談したい場合
①精神保健福祉センターの相談窓口(無料)
精神保健福祉センターでは、自身や家族の心の悩みや病気のことで困っていることについて相談できる、精神保健福祉相談を無料で利用できます。
また、こころの電話相談にて、自身や家族についての困りごとを相談できます。簡易的にはなりますが、簡単な助言や情報提供をしていただけます。匿名でも相談可能です。
②あなたの居場所(無料)
24時間365日、性別や年齢関係なく、どのようなご相談でも無料でチャット相談ができます。匿名でも利用可能です。
③病院内や大学院内や民間のカウンセリングオフィス(有料)
公認心理師、あるいは臨床心理士に対し、自身や家族の相談・日々の困りごとや不安などについて話すことができます。
病院内であれば保険適応となりますので、約30分程度で1回1500~3000円程度で利用できます。医師が治療に必要だと思う場合・本人のご希望がある場合に利用可能です。
大学院内や民間のカウンセリングオフィスは保健適応外なので、有料になります。
1回約50~60分程度で利用できます。
大学院内のオフィスだと研修生である大学院生がカウンセラーの場合が多いため、1回1500~3000円程度、民間のカウンセリングオフィスだと経験年数の多いカウンセラーが対応するため、7000~1万円程度で利用できます。
お子様の子育てに関することを相談したい場合
①保健センター
地域住民の心身の健康を維持するために健康診断を実施したり、情報提供したりする場所です。保健センター内にある、子育て支援担当課などで子育てについて相談できます。保健センターの詳細は以下のリンクをご覧ください。
②子育て支援センター
保健士や相談員など、専門スタッフに子育てについて相談することができます。また、お子様への関わり方に関する講習会などを実施していたりします。子育て支援センターの詳細は以下のリンクをご覧ください。
③児童相談所
子どもとどう関わったらいいのかが分からないなど、育児全般の悩みについて相談することができます。児童相談所の詳細は以下のリンクをご覧ください。
仕事や就職に関することを相談したい場合
①障害者就業、生活支援センター
発達障害や精神疾患を持つ人が生活や仕事での困りを相談できます。今の自分が何を優先してやるべきなのか分からないといったことも相談可能です。その人に合った支援機関や医療機関を紹介してもらえたりもします。障害者就業、生活支援センターの詳細は以下のリンクをご覧ください。
②相談支援事業所
その人に合った、あるいは必要だと思われれる障害福祉サービスの案内をしてくれます。また、就職準備や就職したあと、仕事を継続して実施するための定着支援などの利用計画の作成や見直しを行っています。相談支援事業所の詳細は以下のリンクをご覧ください。
③就労移行支援
精神疾患や発達障害のある人が自分に合った仕事を探す際のサポートをする機関です。パソコンの使用法やビジネスでのコミュニケーション方法など、仕事に役立つスキルを学習できます。また、就職職活動を手伝いを担ってくれます。就労移行支援の詳細は以下のリンクをご覧ください。
その他の相談先
自身の趣味や好きなもの、あるいは同じような背景を持つ人たちのコミュニティに入り、相談できる人を探す方法もあります。
専門機関よりも気軽に話せるといった側面から調子が回復する人もいます。
さいごに
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